新任管理職は必見!年上の部下との良好な関係を築くために必要な4つのポイント
部下との接し方には様々な注意点がありますが、その中でも「自分より年上の部下」と接することには他の部下とは違ったアプローチが必要です。
そこでここでは新任の管理職の皆様に向けて、年上の部下と接するときのポイントを紹介していきます。
年上の部下との接し方の4つのポイント
年下の部下と接するコツは色々とありますが、ここではすぐにでも実行に移せるものを4つ紹介します。
1.丁寧語を使って会話をする
やはり年上の人には年長者に対する敬意を払って丁寧語を使うべきでしょう。
しかしそうなると、今度は年下の部下達との間に差がでてしまいます。
差をつけないようにするために、全員に丁寧語を使ってみてはいかがでしょうか。
ビジネスの場であれば全員に丁寧語を使っても不自然ではありません。
むしろ丁寧な上司という印象を得られるかもしれないので、一度試してみてください。
2.グループ全体のルールを作る
例えば掃除等の年長者に頼みづらい仕事があれば、いっそグループ全体でルール化してしまいましょう。
全員で掃除をする、または平等に当番制にするなどすれば、年長者もそうでない人も公平に役割分担をすることができます。
こうすれば年長者を特別扱いすることなく、他のメンバーと同じように扱うことができます。
3.叱るときは人前を避ける
年長者にもプライドがありますし、自尊心を傷つけてしまわないように注意しましょう。
そういった気持ちの部分を汲み取って部下達の前で叱るのではなく、会議室などの別の場所に呼び出してから指摘するといった心配りも必要です。
その際にも感情的にならず、淡々と注意をするような方法をとることをおすすめします。
4.逆の立場になったときにストレスになることをリストアップする
年下の上司は、年上の部下が何を嫌がるのかをイメージしにくいかもしれません。
そこで事前に「自分が年下の上司からされたら嫌なこと」をリスト化しておき、そこにある行動をしないように心がけてください。
そうすることで、年上の部下からの反感を買う可能性を下げることができるかもしれません。
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年上の部下と良い関係をつくるメリット
年上の部下と良い関係をつくるのは難しいと感じるかもしれませんが、年上の人には若い人にはない経験や実績、人脈などがあるはずです。
そのような面を重視し、うまく年上の人材を活用すれば組織内の業務効率が上昇し、意外な効果が得られる可能性がでてきます。
反対に年上の部下とうまく関係をつくれない場合は、その部下が仕事をするうえでの足枷になってしまう危険性もあります。
そういったリスクを回避するためにも、組織全体のベクトルを「成果を出す」または「目的の達成」という方向に導いてください。
そのためにも年上の部下には敬意を払い、プライドを傷つけることなく扱い、組織の目標に自ら参加し協力するような雰囲気や体制をつくっていきましょう。
「部下=格下」「上司=上位の存在」と考えている人もいるかも知れませんが、それは間違いであり、仕事上の単なる位置づけに過ぎません。
年上の部下が持つ経験や考え方から学ぶところもあるはずなので、学ぶところは学んで業務効率の向上を狙い、叱るべき場合や教えるべき場合にはきちんと対応して、組織を強くしていくことが肝要です。
年上の部下との接し方を学ぶには
仕事をしながら部下、特に年上の部下との接し方を学ぶのは大変なので、できればセミナーなどを利用して学んだ方がいいでしょう。
クリエイトには上司や管理職の皆様に向けて、部下との接し方を学べる講座が多数存在します。
前もって部下との接し方を学び、実際の業務に活かすためにも受講をご検討ください。