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先輩・上司さん注目!部下や新入社員への「効果的な怒り方と指導」とは

2019.04.22 管理職の心構え

部下や新入社員など、後進の育成は悩ましい問題です。
下手に怒ると社員が辞めてしまったり、パワハラになったりする可能性があります。
ここでは部下の指導方法について述べていきますので、ぜひご精読ください。

怒ると指導の違いとは

まずは「怒る」と「指導」がどう違うのかを知っておきましょう。

怒るとは

怒るとは、腹を立てるとも言い換えられますが、要するに自分の感情を爆発させるものです。
相手のためと言うよりはどちらかというと自分のために感情を表しているのであって、相手が「この人はこういう理由で怒っているんだ」と汲んでくれているのであればまだしも、そうでない場合は、ただ「あの人は怒りやすい」と反発されたり萎縮されたりするだけです。
結果として部下が離れていったり、伸び悩んだりすることもあります。
部下の育成において、「怒る」はマイナス面しかないと思ってください。

指導とは

指導は「導く」という字の通り、教えて正しい方、効率的な方向へ導くために行うものです。
相手の成長を促すために、感情的にならずに自然体で行います。
例えば部下が何かの課題をこなしたときには、課題を評価して欠点を自覚させて、同時に長所を気づかせることが指導の一端です。
悪いところは改めてもらい、良いところは伸ばすということです。
さらに、部下がミスをしたときには事後的なフォローを行い、ミスをする前よりも良い状態に引き上げる努力をすることも、指導の一つです。
指導を繰り返すことで部下が成長し、ひいては会社全体がより強い状態となっていきます。

ケース別、部下がミスしたときの指導方法について

ここでは具体的に、2つのケースに分けて指導方法を紹介していきます。

書類や提出物にミスが多い

誤字、数字の記載ミス、指示した内容を反映していないなど、書類や提出物に関するミスは多いものです。
こういったときに「もっと注意しろ」「もっと確認しろ」と指導しては具体性に欠けますし、一つずつミスをあげつらうだけでは、部下が反発したり萎縮したりします。
こういったときは確認の仕方を具体的に伝えたり、指示を出すときに部下にメモを取らせて、それを確認して部下が本当に自分の指示を理解しているのかをチェックしたりするなどの方策を行ってみましょう。

遅刻が続くようなとき

遅刻は社会人にとって厳禁ですが、それをしてしまう人がいるのもまた事実です。
遅刻が度重なるときは、「時間を守れ!」というだけでは不十分で、「なぜ遅刻したのか」という当事者の事情を聞いてみることが大切です。
悩みがあって眠れない、親の介護で疲れているなど、知らなかった事情がでてくるかもしれません。
原因が発覚すれば対処も可能になるので、ただ「遅刻した」という結果を責めるのではなく、「なぜ遅刻したか」「どうすれば遅刻しないか?」を相手の立場に寄り添って考えてみてください。

上長が正しい指導を受け入れるには

正しい指導を行うためには、上長側の意識を変える必要があります。
既存の「怒る」から「指導」へと変化しなければならないのです。
職場だけでこれをすることも不可能なことではありませんが、意固地な上長などは「今までこれでうまくやってきたんだ!」と反発するかもしれません。
そういった場合は、やはり外部講師によるセミナーの受講が効果的です。
専門家の視点から、部下を指導する・励ますなどの具体的な方法を演習によって効率的に学ぶことが可能だからです。
部下や新入社員を効果的に指導するために、外部講師による教育を検討してください。

まとめ

「怒る」と「指導」は違います。
指導は具体性を持って行うことが大切です。
管理職向けにクリエイトでは「叱る力・励ます力向上講座」を行っています。
指導力が身につくおすすめの講座なので、ぜひご利用ください。

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