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部下や新人の発想力、アイデア力を鍛える教育とは?

2019.03.07 管理職の心構え

「部下や新人がアイデアを出さない…」
こう嘆く上司やリーダーは多いものです。
しかし、上司やリーダーははたしてアイデアを出しやすい環境を整えているでしょうか?
そして、アイデア力を鍛えるための教育をしているでしょうか?
ここでは部下や新人の発想力を潰さずに育てる方法やその心構えをレクチャーしていきます。

上司が発想力を潰さない方法とは

部下や新人を指導する前に、まず上司側の注意点を押さえておきましょう。

上司側の固定観念や先入観をなくす

何らかの組織には国・社会・業種・学校などに関わらず、その世界でのみ通じる常識や固定観念が存在します。
例えば政治の世界には「永田町の論理」という言葉がありますし、芸能の世界には「芸能界の常識は世間の非常識」という言葉があります。
企業にも企業文化があるはずで、その企業文化が育んだ価値観や先入観、固定観念などが自由な発想を阻害するケースが散見されます。
例えば新人や部下の発想を「それはこの会社では無理」「この会社では前例がない」と上司が否定するような場合がこれにあたります。
アイデア出しの場では固定観念を捨てて、新人や部下の発想やアイデアを聞くことに専念してみてはいかがでしょうか。

部下の発想を否定しない

部下や新人の中には失敗を極度に恐れる人もいますし、他人からの評価や反応に敏感な人もいます。
発想を否定されたことによって「失敗するくらいならアイデアを出さない」「否定されて自分の評価が下がるかもしれないから何も言わない」と考える部下が出てくるおそれがあります。
そういった環境では自由な発想が阻害されてしまうのも無理はありません。
部下の発想は否定せず、一旦聞き入れてみてください。

アイデアを提案する部下の指導と教育方法

上司側の問題点はおわかりいただけたと思います。
ここからは部下や新人を指導する具体的な方法を考えていきましょう。

上司や先輩社員の手法を教える

先人のノウハウを整理して部下や新人に教えるという方法があります。
部下がノウハウを理解するまで時間が必要ですし、ノウハウの整理にも一手間かかりますが、オリジナルの方法を学べるのは教わる側にとって貴重な経験になります。
また、副作用として、ノウハウを教えてもらった部下の方に「この上司は親切に教えてくれたから恩返しをしたい」という心理が働く可能性があります。
これをうまく利用すれば、部下が業務の様々な面で進んで上司に協力を申し出てくれるような関係性が構築されるかもしれません。

うかつに部下を手伝わない

上記とは真逆になるかもしれませんが、敢えて放任するという手もあります。
部下がアイデアを出すプロセスには関わらず、ただ「アイデアを提出すべき期限」と「出すべきアイデアの内容」を指示します。
途中経過に口を出すと部下の自由な発想が失われますし、「上司の言う通りやったのにうまく行かなかった。上司のせいだ」という責任転嫁の心が生まれてしまうおそれがあります。
少しもどかしいかもしれませんが、部下を育てるには部下を信じて任せることも大切です。

アイデア出しができるような声かけをする

アイデア出しそのものにはタッチせず、アイデア出しをしやすいよう励ますのも1つの方法です。
そのためには以下のことを心がけてください。
1.とにかく褒める
2.注意は遠回しにする
3.命令はせず、協力を促す
4.自分の失敗談を話して学んでもらう
5.顔を潰すようなことは言わない
6.部下を期待する
7.折を見て励ます

まとめ

部下の発想力を引き出すには上司が何をするか、何をしないかが大切です。
しかし仕事をこなしながら部下の発想力を鍛えるのは難しい側面もあります。
クリエイト教育の「叱る力・励ます力向上講座<コーチング>」や「管理職者講座<部下指導>」などで部下指導のノウハウを効率的に学べますので、受講を強くおすすめします。

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