会社の規模別!社員教育の課題と受けるべき研修について
社員教育と一口に言っても、大企業が受けるべき研修と中小企業に必要な研修が同じとは限りません。会社の規模に応じて必要なスキルは違いますし、学ぶべきことも異なります。
今回は社内教育について、受けるべきセミナーや研修の内容を会社の規模ごとに分類してご紹介します。自分の会社に必要な研修を規模別に解説していくので、ぜひ参考にしてください。
大手企業が受けるべき研修
社員数の多い大企業は全体の認識を一致させるために同じ研修を全員に施しつつ、部門や業種ごとに特化した研修を個々人に施してみるといいでしょう。具体的には、新人のために以下のような講座を検討してください。
・ビジネスマナー講座
・来客・電話応対マナー基礎講座
・ビジネス力強化講座<文章・話力・プレゼン>
これらの講座でビジネスマンとしての基礎を学ばせましょう。
その後、管理職や管理職候補となる年代の社員には以下のような講座がおすすめです。
・管理職者講座<部下指導>
・管理職者講座<巻き込み型リーダーシップ>
・叱る力・励ます力向上講座<コーチング>
これらのほか、クレーム処理部門の社員には「クレーム対応講座」、介護職の人には「介護職員向け講座」など、業務内容に即した研修を用意しましょう。
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中小企業が受けるべき研修
中小企業は「これまで少数で仕事をしてきたけれど、規模が大きくなったので会社らしくしないといけない」という動機で研修に踏み切る例が多いようです。
このような中小企業は業務拡大のために現場のリーダーを増やしたいという悩みがあることが多いので、「次世代リーダー育成講座」などを取り入れてはいかがでしょうか。
また、これまであまり重視してこなかった労務管理関係を会社として見直すために、「労務管理トラブル防止講座(面接・採用・退職)」も受講することをおすすめします。
これに加えて、人員が増えてくるにつれて今まで意識の外にあったパワハラ・セクハラ問題を「ハラスメント防止講座」の受講を検討するなどの対策が重要です。
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零細企業が受けるべき研修
零細企業の場合、社員と言うよりも経営者自身の研修がメインとなります。自分の能力を高めるための「気づく力・考える力向上講座」や「タイムマネジメント講座」などの受講を検討してみましょう。
人を雇っている場合や後継者を育成したい零細企業の場合は、雇用に関するトラブルを避けるための「労務管理トラブル防止講座(面接・採用・退職)」と、人を育てるための「叱る力・励ます力向上講座<コーチング>」や「管理職者講座<部下指導>」がおすすめです。
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ベンチャー企業が受けるべき研修
ベンチャー企業は企業の成長度合いに見合った教育体制が整っていないことがあります。
研修にあたってはまず会社としての基礎を徹底することを基本方針とした方がいいでしょう。
若い社員には以下の研修を検討してください。
・基本マナー徹底強化講座
・ビジネス力強化講座<文章・話力・プレゼン>
これらの研修で一般的なビジネスマンに必要な基本能力を徹底させます。
また、ベンチャー企業の管理職や部下を持つ立場の人は以下の研修が特におすすめです。
・管理職者講座<部下指導>
・叱る力・励ます力向上講座<コーチング>
部下を指導する力や若い社員を伸ばす力を鍛えられます。これら以外に「シャア研修」への参加を検討してはいかがでしょうか。シェア研修とは複数の企業が集まって合同で行う研修のことです。
会社という閉じた世界だけでなく社外と交流することで自分の能力や立ち位置を客観的に知ることができるというメリットがあります。
まとめ
会社の実情によっては追加で他の研修を受ける必要があるかもしれませんが、今回はあくまで会社の規模別におすすめの研修をご紹介しました。クリエイトでは、すべての会社に適した講座を随時開催しています。自分の会社にぴったりの研修をぜひ見つけてください。