社員教育の種類ってどんなのがあるの?どのやり方が一番効果ある?
社員教育は会社を支えていく人材を育成する上で無くてはならないものです。
ただ、一口に社員教育といってもその手法はさまざま。
一般的に行われている社員教育のメリット・デメリット、最も効果のある社員教育についてご紹介します。
社員教育の種類①:最も多いOJT研修
社員教育の種類の中でも、最も多くの企業が採用しているのがOJT研修ではないでしょうか。
OJTとは「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」の略語で、その名前の通り、企業や組織の中で実際の業務に取り組みながら仕事を覚えていく育成方法です。
行われる相手として新入社員はもちろん、他部署から新しく配属された社員に対して、その業務にあった実践的なスキルを身につけさせることを目的としています。
実務を覚えるためには、最も効率がいい社員教育である反面、コンプライアンスやビジネスコミュニケーション、ホウレンソウなどの基本的なことを学ぶのには限界があります。
関連ページ
社員教育の種類②:動画で学ぶeラーニング
eラーニングとは、インターネットを通じてさまざまなことを学ぶことができるシステムのことで、集合研修や通信教育と比べ、場所や時間を選ばずに取り組める社員教育に利用されています。
教材ビデオを見ながら業務の内容やコンプライアンスをわかりやすく学ぶことができるほか、アンケートや問題に答えながら進むことで、自身の理解度や進捗状況をリアルタイムで確認することができます。
また企業側にとっても誰がいつ研修を受けて、どの程度の理解度だったかという点を把握でき、記録に残せるというメリットもあります。
ただ、一般的には基本的にコンテンツを視聴することになるため、リアルタイムに質問することが難しかったり、講師とのコミュニケーションが取れなかったりというデメリットがあります。
社員教育の種類③:通信教育で学ぶ
社員教育の1つとして通信教育もあります。
現代では講師不在の方法の場合、ビデオで学べるeラーニングが主流となりつつありますが、通信教育ならではのメリットもあります。
1つ目は紙媒体で学ぶことができる点です。
紙媒体での学習は誰でも小学校から慣れ親しんでいるため、マーカーや線を引きながら覚えたい、学びたいという希望に応えることができます。
2つ目は、まだ会社に所属していない合格内定者などに送付し、入社前に予備知識を入れておいてもらうといった役割にも使うことができる点です。
たとえば入社前に、「責任のある社会人のマナー」といった教材を受講してもらうことも可能です。
通信教育の最大のデメリットは、やはりタイムラグが発生する点です。
教材が届くまでの時間、マークシートや記述の問題を解いて返送するまでの時間、さらにその採点結果が届くまでの時間と、ワンアクションを起こすごとに時間がかかってしまいます。
また、不明点が出てもその場で解決できないという問題点もあります。
社員教育は講師の話を直接聞けるセミナーが効果的
社員教育は、直接講師の話を聞くことができるセミナーを受けるのが最も効果が高いと言われています。
セミナーでは、プロの講師から直接ノウハウを学ぶことができます。
受講者同士でグループディスカッションなども行われるため、参加者自身が主体的に考えることができ、納得しながら視野を拡げることが可能です。
また、不明点などもその場で質問することができるので、セミナー終了後にはスキルを身につけて即実践に役立てるこ
各教育方法メリット・デメリット一覧
メリット | デメリット | |
---|---|---|
OJT研修 |
・実践的なスキルが身に付く ・効率良く学べる |
・基礎教育が身に付きにくい |
eラーニング |
・場所や時間を選ばない ・研修の進行度を把握しやすい |
・リアルタイムの質疑応答が難しい |
通信教育 |
・紙媒体で学べる ・入社前から学べる |
・講師とのやりとりに時間がかかる |
セミナー |
・プロの講師から対面で学べる ・その場で質問等ができる |
・参加者の主体性が問われる |
まとめ
多くの企業で行われている一般的な社員教育の方法を4つご紹介しました。
それぞれにメリット・メリットがありますが、即戦力となるスキルを身につけるにはセミナーの受講が最も効果的といえるでしょう。