新入社員の「自己成長マインド」を習得して育てるには
マインドセットという言葉があります。
これは教育や経験によって形成された個人の「思い込み」や「考え方のクセ」を意味します。
そして今ビジネスの中で「自己成長マインド」が重視されるようになってきました。
「自己成長マインド」は、社員が自分で成長できるかどうかの鍵となるものです。
マインドセットが考え方のクセである以上、それは教育で修正できます。
それでは、一体どのような教育が効果的なのでしょうか?
なぜ新入社員教育に「自己成長マインド」は重要なのか
まずは「自己成長マインド」の重要性を考えていきます。
自己成長の対比となるものが、成長の停滞や諦めです。
成長することを諦めた人は、ただ日銭を稼ぐために働くようになります。
これでは新入社員を雇った意味がありません。
新入社員に期待することはたくさんありますが、能動的に動くことや新しいアイデアを出すこと、将来のリーダーになってもらうことなどが代表的なものでしょう。
それらを期待する社員には「自己成長マインド」を持ってもらって、自ら学び吸収していく姿勢になってもらうことが必要となります。
「自分の能力では無理だから諦めよう」という考え方を修正し、「自分はもっと成長したい」と思ってもらうことが大切なのです。
「自己成長マインド」を持ってもらえれば、新入社員が課題の解決を率先して行うようになりますし、難しい仕事にチャレンジするガッツも芽生えます。
その中から会社を引っ張っていく次代のリーダーが生まれるかもしれません。
会社の発展や存続のためにも、新入社員が「自己成長マインド」を確立することは重要なのです。
新入社員に自己成長マインドを植え付ける教育とは
「もっと成長したい」「もっと学びたい」と思ったときがどのようなシーンだったかを考えれば、教育の方向性が見えてきます。
例えば受験生時代に模試で志望校判定が悪かったときに、焦って「勉強しなきゃ!」と思ったことがある人は多いはずです。
あるいは、それまで出来なかったことが出来たときに「もっと頑張ろう」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか?
一例として、英語を勉強中の人が外国人とある程度話せるようになったときに「ここまで話せた。でもあそこはこう言えばよかった…もっと勉強しよう」と達成感を得る同時に反省する場合があるようです。
このことから、自分の出来・不出来を理解したときに自己成長マインドが高まると考えられています。
具体的な施策例としては以下のようなものがあります。
テストの実施
テストによって客観的かつ数値的な指標を測ることが出来れば、自分の得意分野と不得意分野が明確にわかります。
問題はテストにそぐわない業種があることや、テストを評価する側が客観性を担保しなければならないことです。
評価やフィードバックの実施
上司や先輩から仕事に対する評価やフィードバックをもらい、それを自己成長マインドの種にすることも出来ます。
しかしこの場合も評価する側に問題があると客観性が保てませんし、明確な評価やフィードバックが受けられない場合があります。
注意点
あまりにテストの結果が悪かったり評価やフィードバックが手厳しいものだったりすると、成長とは逆に「自分には出来ない」「もう諦めよう」というマインドが発生するおそれがあります。
「出来なかったこと」「足りないこと」だけでなく、「出来たこと」「評価すべきところ」などがわかるようにし、社員のやる気を削がないよう注意しましょう。
新入社員だけじゃない!内定者へのフォローも重要
新入社員だけでなく、まだ入社していない内定者への研修も怠ってはいけません。
内定者は「この会社でいいのだろうか?」「自分は社会に出てやっていけるのだろうか?」という不安があります。
また、学生から社会人へと意識や行動を変えるには一定の時間がかかります。
内定者に研修を施すことで不安の払拭を促し、意識や行動を変える時間を短縮することが出来ます。
例えば以下のような研修がおすすめです。
・内定者を定期的に集め、社会人としての考え方や会社の考え方を伝えて意見交換する
・社会人の心構えや振る舞いを教える研修
・ビジネスマナー研修
・コミュニケーション研修
・その他、仕事に必要なスキルの研修
問題はこれらを行うことによる企業側の負担です。
外部講師の招聘や外部セミナーの利用をすることで効率的な研修が出来るので、こちらを利用した方がいいでしょう。
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まとめ
社内の人員と会社の業務時間を割いて新入社員や内定者の研修をするのは大変です。
クリエイト教育ではリンク先のような新入社員や内定者向けのセミナーを行っておりますので、どうぞご検討ください。