社員・管理職・経営者は押さえておきたい会社のPDCAサイクルについて。おすすめの研修や教育方法とは?
PDCAサイクルは非常に有名な手法です。ビジネスパーソンなら、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際にPDCAサイクルを上手く実行し、活用している企業は意外と少ないと言われています。
ここではPDCAサイクルの基本から、教育方法などについても紹介していきます。
そもそもPDCAサイクルってなに?
まずはPDCAサイクルの概要や扱い方について解説していきます。
PDCAサイクルの概要
PDCAサイクルのPDCAは、Plan、Do、Check、Actの頭文字から取っています。
PDCAはそれぞれ以下のように定義されます。
Plan…計画の立案
Do…実行
Check…評価
Act…改善
この順番で行動し、Actまで行ったらまたPlanのフェイズに戻ります。
Actまで行って終わるわけではなく、またPlan→Do…と続くサイクルになるので、「PDCAサイクル」と言う名前が付けられています。
PDCAサイクルの回し方
Planのフェイズでは何をきっかけにしても問題なく、些細なミスの改善などから出発しても構いません。
例えばミスの改善策をPlanで計画し、Doで実行に移します。
実行したことをCheckで評価し、Actで改善してください。
改善策を再びPlanしたら、新しいサイクルのスタートです。
これを繰り返すことで徐々に改善が行われ、問題解決を進めていくというのが、PDCAサイクルの考え方です。
現場のPDCAサイクルが上手く回らない理由とは
「PDCAサイクルが上手く回らない」という悩みを抱えている人もいるかも知れません。
なぜPDCAは上手く回らないのでしょうか。ここではその代表的な理由を説明していきます。
PDCAを回すのは管理職
PDCAサイクルを回すのは現場の部下ではなく、管理職ということはご存知でしょうか。
管理職の仕事の1つに「ルール作り」があります。
部下の能力に関わらず、誰が実施しても同じ結果になるようにPDCAサイクルに関するルールを策定し、自分でPDCAサイクルの経過を管理することが管理職には求められます。
経過を管理するための状況確認の会議だけでなく、立ち話でも構いませんので定期的に状況を確認するようにしましょう。
PDCAサイクルが回らないのは管理職の責任?
PDCAサイクルを回す当事者が管理職である場合、PDCAサイクルが上手く回らないと管理職の責任になってしまいます。
ただ、管理職は忙しくてPDCAサイクルを回すための時間が確保できないこともあります。
そもそもPDCAの重要性を理解するための教育を受けていない管理職もいるでしょうし、若いときにPDCAサイクルを行わなかったせいで、やり方がわからない人もいるでしょう。
結果として、問題や課題が発生したときに場当たり的な解決方法しか知らない管理職が生まれてしまうかもしれません。
そのようなことにならないように、経営者は管理職にも社員にもPDCAサイクルの活用法や注意点、本質などを教育しておくことが大切です。
また、管理職の人も、自分でPDCAサイクルについて学ぶ必要があります。
PDCAサイクルの本質は、マネジメントツールであり、管理職の育成&能力測定ツール、そして部下の育成ツールであるというところにあります。
PDCAサイクルを適切に活用することが、管理職としての能力向上と部下の育成、ひいては会社への貢献に繋がると考えてください。
PDCAサイクルは現場ごとに違う
必要とされるPDCAサイクルは現場によって異なります。
クリエイトでは多くの現場に対応できるPDCAサイクルを学べる出張研修を行っているので、ぜひ受講を検討してみてください。