トラブルを防ごう!●●ハラスメントの概要と対策とは!
ハラスメントとは、人を困らせる行為のことをいいます。最近では、会社内で起こる様々なハラスメント問題がニュースになっているのをご存じの方も多いはずです。ハラスメントが原因で引き起こる社内でのトラブルを避けるためにも、ハラスメントとは何かという点や、ハラスメント対策の方法をご紹介します。
ハラスメントの種類
会社内でよくあるハラスメントの種類を紹介します。
- パワーハラスメント:上司が部下に対して圧力をかけること(人前で罵倒する、過度の仕事の強要)
- セクシャルハラスメント:相手を不快にさせる性的な嫌がらせ
- セカンドハラスメント:セクハラ被害者が会社側に相談した際、黙っているように強要されたり、被害者を異動させたりして二次的被害を受けること
- マタニティハラスメント:妊娠をきっかけに上司や同僚から嫌がらせを受ける行為
- パタニティハラスメント:働きながら子育てを積極的に行う父親に対して、会社が妨害すること(転勤の強要、社内評価を落とす、育児休暇を取らせないなど)
- マリッジハラスメント:「結婚しないの?」といった独身に対する軽率な発言
- ラブハラスメント:恋愛に関する話題で相手を苦痛にさせること
- ソーシャルハラスメント:SNSの利用に関する精神的な嫌がらせ(上司が部下のプライベートに入り込むなど)
- テクノロジーハラスメント:PCや電気機器に詳しくない人へわざと専門用語で話したり、難しい操作を教えたりすること
- リストラハラスメント:相手を自主退職させる行為
- エイジハラスメント:中高年の社員をバカにする発言
- エアーハラスメント:空気を壊す発言や態度を取ること
- 時短ハラスメント:上司が部下に必要に「定時に帰れ」と言うこと
- エアコンハラスメント:相手の意見を無視して空調の温度を勝手に設定することや、暑いのにエアコンを使わせないなどの嫌がらせ
- お菓子ハラスメント:特定の人にお菓子を配らない
- スメルハラスメント:匂いによって周りの人を不快にさせる行為
- アルコールハラスメント:飲み会の場で行う飲酒に関する嫌がらせ
- カラオケハラスメント:カラオケの強要
ハラスメントを防止する教育方法
上記で紹介した各ハラスメントを未然に防ぐためにも、社内でしっかりと従業員を教育する必要があります。ここで、ハラスメントを防止するための教育方法についてお伝えします。
ハラスメントに関する会社の方針をはっきりと示す
まずは従業員に、ハラスメントは許されないことである認識をもたせることから始めましょう。ハラスメントに関する会社の方針を書面化し、朝礼や会議などで共有することでハラスメント防止に繋がります。また、社内ルールが変更になった時は必ず従業員全員に知らせるようにしましょう。
社内研修を実施する
社内研修の際に、ハラスメントの事例を取り上げて、他人事ではないという意識をもたせることが大切です。ハラスメント対策は短期間で終わらせるのではなく、定期的に繰り返し行いましょう。社内の人間だけでの研修が難しいと感じた場合は、研修を行ってくれるプロの手を借りるのもひとつの手です。
万が一の時のために相談窓口を設置する
ハラスメントを未然に防ぐための教育も大切ですが、もしもの時のためにハラスメントの被害者が相談できる窓口を設置しましょう。また、周りの従業員にも相談窓口が存在することをしっかりと伝えることで「ハラスメントを見逃さない、許さない」という会社の姿勢をアピールする効果が得られます。
まとめ
社内でのハラスメントを未然に防ぐためには、ハラスメントに関する知識を深める必要があります。クリエイト教育では、ハラスメントのない職場づくりのためのハラスメント防止講座を開いていますので、ぜひご活用ください。