次世代のリーダーを育成したい!優秀な管理職に必須のスキルアップと教育方法とは
次世代のリーダーをどのようにして育成するかは、多くの企業にとって難しい問題です。
特に中堅社員を優秀な管理職やリーダーに育てる方法は、なかなか最適解が見つからない難題とも言えます。
今回はそんなリーダー育成のための社員教育の方法をご紹介します。
リーダーは「放任」では育ちにくい2つの理由
特別な教育をしなくても、リーダーになる社員が勝手に育つこともあります。しかし放任主義でリーダーを育てていくのはなかなか難しいのが現状です。
その理由は主に以下の2点です。
確実にリーダーが育つとは限らない
意識的にリーダーを育てないで個人の成長に任せていた場合、リーダーになってくれる社員が現れるとは限りません。
リーダー的才能を持った人が社員の中にいないこともありますし、例えいたとしても教育を通さないと才能が発露しないこともあります。
思ったようなリーダーに育たないこともある
放任主義で育てると、企業が求めるリーダー像とは異なったリーダーが生まれてしまうおそれがあります。
その場合はそれまで企業に存在しなかった新しいタイプのリーダーとなってくれる可能性がありますが、反対に企業がこれまで培ってきたものを破壊してしまうリーダーとなってしまう危険性も存在するので、リスクがまったくないとは言えません。
そもそも優秀なリーダーと、必要なスキルってなに?
簡単にリーダー育成と言いますが、リーダーに求められるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。
キャプテンシー
キャプテンシーとは「その立場にある人間に求められる統率力や指導力等の能力、それに伴う権限」のことです。
立場にふさわしい能力を発揮できるかどうかが重要なので、当然ながらリーダーという立場に求められるキャプテンシーは、それなりに高いものとなります。
対人スキル
リーダーの素質は他人や他社との関係の中で育っていきます。
良いリーダーには社内の人間をうまくまとめるスキルと、他社とのお付き合いを円滑にするスキルが求められます。
ビジネスは最終的に人と人の関わりなので、対人関係を良好に保つ対人スキルが大切です。
優秀なリーダーの教育方法
リーダーの教育方法には、大きく分けてOJTによる内部教育と、セミナーや研修等による外部教育があります。
それぞれの違いを解説していきます。
内部教育
内部教育の利点は、見本となるリーダー的立場の社員が常に身近にいることです。
既に存在するリーダーの振る舞いから学ぶことは多く、企業がリーダーに求めているものも日常的に学び取ることができます。
しかしその企業にリーダーがいない場合や、リーダーを育てるノウハウがない場合は、リーダーを育成する教育の実施そのものが困難かもしれません。
外部教育
研修やセミナー等を外部に委託してリーダー教育を実施した場合、コストや時間はかかりますが、「リーダー育成のノウハウを学びながらリーダーを育てられる」というメリットがあります。
リーダーを育てるだけでなく、「こうすればリーダーを育てられるのか」と知ることができるので、会社にとって大きな財産となります。
また、勤務している企業がリーダーに求めることのみならず、世間一般がリーダーに求めることを学ぶ機会にも恵まれます。
社内にいるリーダーと、セミナーを通して求められるリーダー像の両方を知ることで、教育を受けた人がリーダーシップ像を自分の中に確立することができ、教育を受けた人それぞれが理想のリーダー像の実現に邁進することができます。
まとめ
リーダー育成のためには企業内部での育成だけでなく、外部セミナー等の受講が効果的です。
独学や企業独自の教育では得られないことを学べるので、視野の広いリーダーを育てることができます。