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研修の目的って何?社員研修旅行の意味、目的を考えよう!

2018.11.30 強い組織の作り方

かつては慰安目的の社員旅行がよく行われていましたが、近年は同じ社員旅行でも研修目的で実施することが増えています。
研修旅行にはどのような意味や目的があるのか、ご紹介します。

企業が社員研修旅行を行う目的

研修旅行の目的は様々ですが、よく見られるのは以下のようなものです。

視察や見学が目的の旅行

自社に関係する業種の施設を実際に見ることで、業務に必要なアイデアを思いつくことがあります。
視察や見学と聞くと、工場見学のように一般には公開されていない場所に行くイメージがあるかもしれませんが、業種によっては一般人が入れるところから他社の仕事を見るのも勉強になります。
例えば飲食業の人であれば、同業他社の飲食店に入って店員さんの行動をチェックしたり、お店の内装を確認したりするだけで、自分の業務に活かせるものに出会う機会に巡り合うかもしれません。

ワークショップが目的の旅行

ワークショップとは、講義のように誰かの話を聞くだけの研修ではなく、実際に自らが参加・体験する形式の研修です。
会社の未来図や今後の展望等、具体的なテーマを決めてディスカッションをしたり、旅先で何らかの体験を通して得た意見を業務に活用すべくアウトプットをしたりします。
旅行先という開放感があるためか、会議室で同じことをしても出てこないアイデアが出てきたり、普段発言しない人が積極的に発言したりするケースも見られます。

社員研修旅行の成果って何?

社員研修旅行によって得られる成果には以下のようなものがあります。

親睦を深める

ワークショップなどでそれまで交流がなかった部署の人と関わることによって、社員の間に新しい人脈ができます。
また、既知の間柄だった社員にも、旅行を通して新しい関係性が生まれる可能性があります。これによって社内の風通しが良くなり、活発な意見交換が生まれやすくなります。
さらに、社員同士の仲が良い方が就労に関してストレスを感じづらくなり、離職率の低下に繋がることがあります。

帰属意識の向上

旅先での特別な経験を参加者全員で共有することで、普段の業務では味わえない連帯感や絆を意識する場面も出てきます。
また、普段は「◯◯課」、「△△部」でまとまっていることが多い社員でも、研修旅行で社外に出ると「同じ会社の人」と「そうでない人(一般人)」に分かれることになります。
結果的に「同じ会社の人」を意識して行動することになるので、自然と自分が所属している会社についての意識が強まります。
連帯感や絆、自社への意識などが高まるため、会社への帰属意識が向上される効果が期待できるのです。

社員研修旅行だけじゃなく、社員教育も取り入れよう。

以上のように、社員研修旅行は様々な目的で行われ、その効果は多種多様です。
実施する側が本来意図していなかった効果が出ることもあるでしょう。
しかし、社員研修旅行だけを行って「充分な社員教育をした」などと考えるのは早計です。
社員研修旅行では、普段の業務に必要なテクニカルな部分が磨かれづらいのです。
「テクニカルな部分」の定義は業種によってまちまちですが、こういった部分を早く確実に磨くのは、やはり座学を中心とした社員教育です。
研修旅行を否定はしませんが、旅先で緩みがちな状態の中で座学を行うよりも、やはりオフィスで仕事モードのときに座学を行った方が即効性を期待できます。
座学による社員教育には座学の社員研修旅行には、社員研修旅行の良さがあるのでそれぞれのメリットとデメリットを考えながら使い分けましょう。

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まとめ

社員研修旅行にも座学による社員教育にもそれぞれメリットがあります。
座学を中心とした社員教育をメインに行いつつ、必要に応じて社員研修旅行も企画するなどのメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。

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